~たけふ菊人形のはじまり~
越前市の武生地域では、江戸時代のころから、寺院の境内などで菊の品評会が盛んに行われ、もともと菊作りが盛んな土地柄でした。
たけふ菊人形誕生のきっかけは、昭和24年に開催された全国市議会議の会場で、武生市議会の副議長が、既に菊人形で有名だった大阪府枚方市の議長と隣り合わせとなりました。このとき、2人の間で菊人形の話題で盛り上がったことにはじまります。
そして、武生がもともと菊づくりが盛んであったことや、昭和初期の武生には、人口当たりに占める映画館の館数が全国と比較しても多く、市民が娯楽好きで娯楽を求めているという分析の結果、昭和27年に第1回のたけふ菊人形が開催されました。これ以来、市民の皆様の応援のもと、毎年開催され、今年で70回目を迎え、全国でも有名な菊人形展のひとつとして知られています。